ハァ…私らしくない愚痴呟いちゃって、バッカみたい。 これじゃあ、私が悪女みたいじゃない。 「心配だから、ちょっと様子見てくる!」 そう言いながら迷わず、背を向ける成宮。 そんな姿を見て。私は何故か…… 「うわっ、……天音さん?どうかした?」 気がついたら、無意識に服を掴んでいたんだ。 何を今更、成宮を引き止めてるんだろうって。 私は成宮にとって、ただのクラスメイト。 “引き止められない” そんなことくらい分かってるのに。 なんでかな。自分でも分からない…