犬系男子に振り回されてます…






ヤバイ…ヤバイーっ!!



成宮に壁に手を置かれて、動けない私って…。



ものすごく今の状況はピンチで不利すぎる。



なんかいつもに増して、成宮の背が高く感じるし…。



見上げる形になってるから、余計そう思うのかもしれないけど…。



「な、成宮…そこどいて」

「嫌だ。答えてくれるまで俺どかないから」

「でもほら!次の授業に遅れちゃ…」

「なんでまた、目逸らすの?」



両手で無理矢理ほっぺたを掴まれ、真剣な目をした成宮と目が合う。



「逸らしてなんか…」



私だって…成宮が分からないのよ。



どうして、こうまでして付きまとうのか。



私に限定しなくたって、他にも美人な子とか沢山居るじゃない。



適当にあしらう私のどこが、一体良いっていうの…?