黒猫の香音(前編)

「じゃあ一応は俺の事まだ『親友』だと思っていてくれてんだな、っかー!

泣かせんぜ‼」



瑠華がニヤニヤしながら言うと香音は煩わしそうに口に含んだ煙を思い切り吹かした。




「いちいちこういう事言わせるな、バーーカ。


…でもまぁ、何だかんだでこの徴(しるし)は私にとって『誇り』同然だ。」



そう照れながら言う香音だったがそれが何だか嬉しそうで、その様子を見ていた瑠華も顔が綻んだ。