君の隣で花が散る

青春・友情

東雲 創/著
君の隣で花が散る
作品番号
1382049
最終更新
2017/01/27
総文字数
31,801
ページ数
76ページ
ステータス
未完結
PV数
2,124
いいね数
0
命の役目を終えた葉たちがひらりひらりと落ちる。


澄んだ秋の空の下、二人が巡り出逢った。







「あほか」

「うるさい」



君と笑いあえるのがこんなにも楽しいなんて。



沢山の時間、君といて

沢山の君を知った。
沢山の君を知りたいって思った。







春風が髪を揺らす別れの時。

君の優しいぬくもり。




いつか花は散る

そんなこと知っていたけど


それが
こんなにも、こんなにもかなしいなんて......






最後の瞬間に

交わされた言葉。
零おちる涙。



「ありがとう」




その頬を伝う涙に優しく触れる。


屋上で二人が重なる。





「ありがとう」






美しく花が散る。

君の隣で


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