中学2年生の時、大好きな女の子が自分のせいで閉じ込められたことを知った。


助けに行った時には遅くて、泣きながら震える彼女に俺は何もしてあげることが出来なかった。


『藤くん』


そう呼んでくれる君が好きで、


『イチゴ味だよね!』


一つ一つのことに感動する君が好きで、


———君の笑顔が大好きだった。