「……ふ、藤くんも、かっこいい」 「……ありがとう」 あぁ、もう、恥ずかしすぎる。 道の端、わたしと藤くんは立ち止まって、2人とも顔が赤くて俯いてる。 わたしの声は小さかったのに、藤くんがしっかりと聞き取ってくれたことが恥ずかしかったけど、嬉しかった。 だって、少しだけ自分の気持ちに素直になれたと思うから。 「行こ」 「うん…」 わたしは藤くんが歩いている半歩後ろをついて歩いた。 藤くんの背中は中学生の時に比べて、大きくなっていた。