「凄かったぞ、大森さん。」
『海音先輩は双子なのに、風音先輩のこと、考えられないんですか!?』
『高野先輩は馬鹿ですか?こんなに時期が違うときに買って、何がお揃いですか。全く違いますよ。』
「花ちゃん…」
私の言いたいことは全部、花ちゃんが言っておいてくれたんだ。
『風音先輩の靴…見たらわかりますよね。今海音先輩が履いてるのとはまるで違う。新品との差?ううん。どれだけその靴に魂をこめているか。』
「俺さ…悪かったなって。そりゃ、2ヶ月?3ヶ月…それぐらい経ってお揃いって綺麗さも何もかも違うのに。買ったときは考えなかった。」
『風音先輩だって、履きたいんですよ…可愛いピンクのシューズ。でも、履けなかったのに、その靴を、簡単に変えられる、私はそんな人に走る資格があるとは思えません。』

