海音なら、普通に速いもん。

助っ人どころじゃなくて、他校よりも速くなっちゃう。

いける!これならきっと!!

強化選手に選ばれるためにはどうやったって人数必要だし?

海音に甘えよーっと!!

私はどーせ単純だもん!

それでもって、しつこいんだもーん!

決めちゃった。

海音!一緒に走ろう!!

「海音っ!陸上部入って!!」

「か、風音先輩っ!?」
「かざ!?」
「風音?」

いきなりの発言にみーんなびっくりしてるけど、構わない。

いいの、私は海音と走りたいんだもん。