「抜かしちゃ…った…」 悠人は本当に涼太を抜かした。 私が頑張れって言った瞬間、悠人の足運びが速くなった。 悠人に、ちゃんと聞こえてた。 「かざっ!!俺、勝ったよ!!」 悠人が私の方を見て笑ってる。 いつもの笑顔で、ピースをしてる。 「凄いね、間中君。」 「間中先輩はえぇ…」 「お疲れ様です。」 凄い。 凄い凄い凄い。 「悠人、お疲れ!!今回は俺の負けだな。」 「へっ、俺涼太に勝っちった。」 「うっせー、まだこれからだ。」 「んなこと知ってるわ。」