「海音、私負けないから。」 「うん。海音も全力で行くね。」 もうすぐ、スタートなんだ… もうすぐ走れるんだ。 「かざねー、あまねー!!」 「風音、お母さん!来てくれたんだね!」 海音が指さす方向には私達に手を振るお母さんと笑っているお父さん。 来てくれたんだ。 何年ぶりかな。 お母さん達に来てもらうの… 「じゃあ風音、後で。」 後10分でスタートだから、私達はそれぞれ集中し始める。 あれ?私… 「なに?緊張してる?」