「弥生ちゃんが言ってくれたの。私の走りが好きだって…見ていて楽しくなるって。」
『風音先輩の走りが、好きですっ!!』
「私の走りが力になるなら、私はいくらでも走るから。見ている人がワクワクするような走り、見せるから。」
私、凄く酷なこと言ってるのかもしれない。
でも、花ちゃんがいない部活は嫌。
私が落ち込んだとき、近くにいてくれたのは花ちゃんだから。
だから今度は私が、花ちゃんを楽しませてあげたいの。
「今日だけ。今日だけだから。私の走り、見てよ。私の近くにいて?私の、皆のマネージャーでいてよ!!」
私の耳元で聞こえる鼻をすする音。
「せんっ…ぱいっ、私はっ、花は…走りが…」
“走るのが好き。だからずっと、走りに関わっていたい。”
花ちゃんの気持ち、ちゃんと私にも、皆にも届いてるよ。

