2人が何のことを話してるのかわからなかったけど、凄く安心したの。
風音が来てくれて、それだけで…
「海音?」
視界が霞んでよく見えなくて、でも風音は目の前にいる。
いつものランシューを、青いランシューを履いた風音が目の前にいる。
「海音、心配かけてごめんね。朝ご飯用意してなくてごめん。」
「ううんっ、そんなのいいよっ。」
「海音、涙拭いて?」
そう言って風音は海音の目に溜まった涙を優しく拭き取ってくれる。
ようやくボヤけずに移った風音は凄く真剣な顔で海音にこう言ったんだ。
「海音…勝負だよ。真剣勝負。」
「風音?」

