「お母さんっ!私、これだけは絶対譲れないから。今までは何でもして、着たくもないオレンジ着たり、褒めてもらえなくても我慢してたけど、これだけは!!走りだけは、私のことを信じてくれてる人がいるから絶対譲れないの!!」
「え?か、風音?」
「今日、私はベストを出す。私、絶対負けないから!!」
「そ、そう…頑張ってね?」
「だからお願い!!2人とも見に来て!!」
「え?あ、はい。」
私の押しに負けたお母さんは結構素直に返事をしてくれた。
「お弁当、ありがとう。行ってきます!」
久しぶりのお母さんのお弁当。
久しぶりに人に作ってもらったお弁当。
何か、不思議な感じ。

