私はまだ、辞められない。 私の走りを見ていてくれて、信じてくれる人がいるなら、私はまだ、 「走りたいッ!!」 海音にだって、幸村さんにだって負けない。 例え、部活にいずらい空気になっても、もう逃げたくない。 「悠人、ありがとう。」 「…何だよいきなり。きもちわる。」 でも私、もう辞めるなんて言わないから。 悠人が追いかけてきてくれなかったら、弥生ちゃんの存在に気づけなかった。 「な、何だよ。見んなって…」 「悠人、お願いがあるの。」