暗く狭いどん底に落とされていた私の心を元に…それ以上に綺麗にする。
「もう、走りを辞めるなんて、言わないで…」
こんなに私の走りを思ってくれる人なんて他にいない。
ちょっとした思いじゃ、辛いグラウンド整備も、汚いユニフォームの洗濯も、めんどくさい記録表を書いたりも、スポドリを作ったりもしない。
本気で私のことを思ってくれている。
「これは、先輩の記録です。私がここに来てマネを始めてからずっと付けてきた記録です。」
見せてくれたノートには、大会の結果だけじゃない、タイムトライアルの記録も、ペース走もインターバルも、事細かに書かれている。
それは、ずっと私を見ていた証拠。

