恋は今日も青く染まる。


初めて思った、濃い色がこんなにも綺麗だなって。

「私の、音は…青…冬の空みたいに、透き通った青色…」

私の、私だけの、音。

「風音先輩の走りが好きです。弥生、言いましたよね。走りを見るのが好きだって。それ、風音先輩の走りを、中学のときにみたからなんですよ。」

中学のときの私の走りを見た?

「あの日こそ、先輩は青色でした。真っ直ぐな青色…あの日、私は思ったんです。あの青色、私がもっと濃くしたいって。」

私の青色を、濃くしたい…

「だから高野先輩に頼みました。風音先輩に、青色のランニングシューズを勧めてほしいって。」

じゃあ、あの時涼太が青を勧めてきたのは…