言えば言うほど、今までの思いが強く募って溢れ出て、
足りない。
まだ全然言えてない。
「お揃いの服を着れば、海音だけが可愛いねって言われて、学校に行けば双子なのにあんまり似てないねとか、海音の方が可愛いねとか…」
「私だって女の子なの!!好きな色の可愛い服を着て、可愛いねって言われたいの!!」
二卵生の双子は…似てないの…
「だから、今まで欲しいもの全部譲ってきたんだから、これだけは…陸上だけはとられたくなかった!!」
「ここは私の居場所なの。何年間もずっと、一途に長距離を好きで、辛くても頑張ってきたのッ!!なのに…」

