「私はねぇ、ずっと比べられてきたの!!頭が良くて、運動もできて、可愛くて、大人しい海音とずっと比べられてきた!!」
そうだ。
ずっとずっと前から、私は海音が羨ましくて仕方なかったんだ。
「双子はね、同じ服を着させられるの。その時、いつだって、私の好きな色を海音が、嫌いな色を私が着てた。その方が似合うって!!」
『風音はオレンジの方が似合うわよ。』
『海音ちゃんはパステルカラーがよく似合うわねぇ。』
「勉強だって、一生懸命頑張って、テストでいい点とっても、海音は私の先にいるから、もっと頑張りなさいって、海音は凄いねって。」
『風音、それで満足していいの?』
「私だって頑張ったじゃん。なのに、海音がいるから、いつでも比べられてきたんだよ!!」

