やっぱり悲しいよ。
「結構前から。そもそも、グラウンド整備とかの仕事をあの子がやってるところ見たことないし。」
「え、じゃあいつも校庭綺麗にしてくれてたのは?」
私が来る前に既に終わってるグラウンド整備。
ジャグの中身も、綺麗なユニフォームも、全部花ちゃんがやってくれてるって思ってた。
「本当は、誰がやってくれてたの?」
「それは…自分で気づいてあげて。後、間中とか関君とかだけじゃないから…あんたのこともあんたの走りもウチは嫌いじゃない。ずっと練習、見てたからさ。」
これこそぶっきらぼうな優しさ。
凄くあったかい。
「それに、ウチ以外にも、あんたのこと見てるやつはいるよ。」

