それは、昨年のインターハイで見て憧れた走りそのもの。
また近くで見れるなんて…拝めるなんて…
崩れないリズム、綺麗な背筋。
「風音、応援忘れてるぞ?」
…たった800mなのに誰も寄せ付けないオーラ…
周りの声なんか全く気にならない、私は今、幸村さんに魅せられてる。
「1着はインターハイ出場、幸村さん。タイムは…」
あっという間に走り終わってしまう…もっと見たかったのに…
「風音、海音のところ行けよ、おい聞いてる?」
「あ、うん。行ってくる。」
もしかして、もしかして?
今行ったら幸村さんに会える?
もしかしたら話せる?

