もしかして…風音のこと、 “好き”? 「あま、ね…」 ねえ、風音。 もしかして、聞こえたかな。 さっきの話、聞こえちゃってた? だからそうやって、海音のことばかり… 風音が羨ましいよ。 ちゃんと愛される、風音が羨ましい… 海音なんて、ただ泣いてるだけ。 昔からそうだっけ? 海音はいつも泣いていて、風音はいつも笑ってて、そんな海音を助けてくれた。 忘れたいな、快斗のこと。 今日のことも全部。 寝てまた次に起きたときには、快斗がまた隣で笑っていてくれたら。 全部が嘘だったらいいのに…