「たのし、かった…」 「うん。良かった。良かったね。」 私は海音が持ってきてくれたベンチコートに包まれる。 あれ、私今更… 「え、風音!?」 「あ、足がすくんで…歩けない…」 結局、大会に出てない1年生に手を貸してもらって…いや、半分運ばれて陣地に。 でも、皆笑ってて、良かった。 「おー、小澤さん、いい顔してんじゃん。」 「原中先輩っ、ありがとうございました!」 原中先輩が陣地に来たときにはようやく足も戻ってきて、フラフラしながら歩けるようになって、 他の選手の帰りを待った。