眠すぎてあまり深く考えられてないけど。

「おおよろしく。小澤さんは大会初かな?って、眠そうだね。」

「はい、眠いです…」

今にも瞼と瞼がくっつきそう。

だって4時半起きだもん。

海音よりも30分も前に起きて、お弁当作って…そりゃあ眠いわ。

「まあ、今回の大会は、大会側がバスを出してくれるからそれに乗っていくよ。大丈夫?」

「はい。大丈夫です。」

一応話は頭に詰め込んだし。

きっと大丈夫。

「早いなこいつ。」

「うん。そんなに眠かったんだ…」