眠っているけど、うなされている杏乃のほほに優しく触れる そんなことにも杏乃は敏感に反応してビクッと目を開けた 「ハァッん!や、めて!」 「杏乃、俺だよ?宮田。宮田明音」 「ん!ハァッハァ」 「あーの。大丈夫だから。落ち着いて。 俺は、杏乃の主治医。だろ?」 「…ハァッ…ハァ……み、やた…?」 「うん。そう」 「…みや…たッ!ぅあッヒッグ…ぅわぁぁぁぁぁぁん」 必死に俺の白衣を握りしめて泣きじゃくる杏乃をみて心が痛む