「今、処置室で美海先生の処置受けてるところです」 走りながらも俺にそう伝える神崎さん 処置…?美海先生ってことは…外傷…? 「神崎さん、杏乃に何があったんですか?」 「私からはなんとも…ただ、近くを通りかかった人に通報されたと」 「……」 不安はどんどん増していくばかりで処置室までの道がとても長く感じた