「あたし…ずっと…いじめられて、て…
明音と一緒にいるようになってからずっと…
放課後とか毎日毎日殴られたり…蹴られたりされて。ひどい時は意識なくなったりしてました」
「うん」
「あるとき…知らない男の人に…その…おそ、われて…それから学校に行けなくなってて…」
「…うん」
「明音とも色あって。2ヶ月くらい離れてて。その間は何もされなかったけど…
また一緒に暮らすようになったら…」
「そっか…」
「明音にも言えないから…どうしていいかわかんなくてッ」
「うん」
「…もう、ほんとは…限界…なのにッ」
「うん」
「誰にも言えなくて、苦し、くてッ…ハァッ…辛かったッ」
話してるうちにだんだん過呼吸気味になっていくあたしの背中をさすって最後まで聞いてくれる先生
「そっかそっか。辛いよな…苦しいよな…よくここまで耐えたよ。杏乃ちゃんは偉いよ」
「ハァッ…ヒック…」
「いっぱい泣いていいよ…今まで我慢してきたんだから。いっぱい泣きな」
それから、先生に甘えて声をあげて泣いた
少しだけど、気持ちが軽くなるような感じがした

