white coat



薬を飲んでソファに横になるとあたしに毛布をかけてくれた明音


「寒くない?」


「うん、平気…」


「俺、ちょっとやんなきゃいけない仕事あるから、そこでやってるな?」


「うん、わかった」



そう言うとすぐ隣のダイニングテーブルの椅子に座ってパソコンに向かった



真剣な顔の明音


お医者さんって、大変そう…




「ケホケホッ」


少し咳をしただけでも、大丈夫か?と声をかけてくれる。お仕事大変そうなのに…



明音がすぐ近くにいるって安心感で不思議と恐怖心がなくなって、いつの間にか目を閉じていた