ガラとドアが開く音がして視線を移せば明音の姿を捉えたあたしの目からはいっぱいの涙が溢れた 「杏乃…」 「あきッ…怖いっ痛いっ…」 ぎゅぅっと力いっぱい明音の腰に手を回して抱きつく だってこうしないとあたしの心が崩れてなくそう 「うん、大丈夫…大丈夫だよ…」 少し悲しそうな明音の声 「うッヒック…」 「夢でも見た?」 こくっと頷けばあたしの頭を優しく撫でた