また、沈黙が続いた。僕等は見つめ合ったままだった。そして由香さんが口を開いた。   「やっぱり、駄目ですか?」僕は、はっと我に戻り、答えた。「僕も、由香さんの事が好きです。こんな僕で良いならよろしくお願いします!」黄昏時の風は少し冷たかったけど、気持ち良かった…。僕等は恋人同士になった。