貴方との奇跡

黙っていると大輔が呆れた顔をして話始めた。


「だから、もうすぐ誕生日なんじゃないの?」


何で知ってるの?

誰にも誕生日教えて無いのに。


「え。何で?」


「10月18日だろ?」


何で知ってるの?

私、教えて無いよね。





「誕生日は空けておけよ。」


「ごめん。その日は地元帰るんだ。」

それ以上は言えない。

私が産まれたから母親が死んじゃったなんて。


「そっか。20歳だもんな。家の人も祝いたいよな。」


「…………うん。」 


本当は違う。


お墓参り行くんだよ。


家族で。