「茜。私達は何があっても茜の味方だよ。それに亮は本当に知らない。誰も教えてくれなかったんだって。」


・・・・誰も教えない。

そんなはずは無いのに。

「本当に知らない。中山先生も落合師長も緩和病棟のスタッフも誰も教えてくれなかった。本人に聞きなさいって。」



みんな私の事心配してるんだよね。


あんな事があったから。


ここの病院に来て良かった。


緩和病棟に勤められて良かった。


でも、私は駄目な人間なんだよね。