「前にも言ったけど彼氏に相談しろよ。木村１人で抱え込み過ぎ。」


「私の彼氏は中山先生みたいに暇じゃないの。」


中山先生には何でも言える。


私の駄目な所しか見てないから。


「3年付き合ってるのに何も言えないのかよ。それが本当の彼氏彼女って言えるのかよ。」


言えないのは私のプライド。


学生時代は学年上位にいたのに現場に出たら劣等生。


そんな所大輔に見せられない。


「俺の彼女だったら怒るけどね。いくら忙しくたって彼女が辛い時は助けたいし。俺に相談するんじゃなくて彼氏に相談しろよ。」


そう話すと中山先生は病室を後にした。