「あ、風ちゃん?ライブお疲れさま。もう家に着いた頃かなって思って」
「うん、さっき帰って来たとこだよ。オレも陽愛ちゃんに電話しようかなって思ってたとこ」
風太の愛らしい声が今日も弾んでいる。
「あのね、ちょっと聞きたいことがあるんだけど……」
それでもあたしは、どうしても確かめなくてはならない。
「風ちゃんの元カノってさ、もしかしてボーカルの女の子?」
電話の向こう側で、風太が息を呑むのがわかる。
「風ちゃん、あんまり昔の恋愛の話とかしたがらないなぁって思ってたんだけど、それってあたしに出来ないからなんじゃないかなぁって思ったの。例えば、まだ繋がりがあるとかね……」
無言の時間が過ぎてゆく。
「うん、さっき帰って来たとこだよ。オレも陽愛ちゃんに電話しようかなって思ってたとこ」
風太の愛らしい声が今日も弾んでいる。
「あのね、ちょっと聞きたいことがあるんだけど……」
それでもあたしは、どうしても確かめなくてはならない。
「風ちゃんの元カノってさ、もしかしてボーカルの女の子?」
電話の向こう側で、風太が息を呑むのがわかる。
「風ちゃん、あんまり昔の恋愛の話とかしたがらないなぁって思ってたんだけど、それってあたしに出来ないからなんじゃないかなぁって思ったの。例えば、まだ繋がりがあるとかね……」
無言の時間が過ぎてゆく。
