「どうも」と挨拶をする小巻に、風太はにこっと笑ってみせた。
「あ、これ差し入れなの!メンバーのみんなで食べてね」
「わあ、陽愛ちゃん、どうもありがとう!」
風太に、ジュースとお菓子が詰まったビニール袋を渡すとき、あたしは彼の右手首を確認した。
「あー!ちゃんとつけてくれてる~!」
「だって、陽愛ちゃんがくれたんだもん、当然でしょ?」
風太の手首には、あたしが「ライブのときにつけてね」と言ってプレゼントした、革のリストバンドがしっかりと巻かれていた。
あたしの気持ちも一緒にステージに持っていってもらえるような気がして、風太にお願いしたのだ。
「あ!ちょっと待ってて!」
そう言ってどこかに消えた風太は、数分後、バンドのメンバーを連れて戻って来た。
「彼女の陽愛ちゃんだよ。で、お隣がお友達の小巻さん。で、こっちがうちのメンバーの……」
風太は、彼女のあたしと小巻を紹介したあと、自分のバンドメンバーを紹介してくれた。
「あ、これ差し入れなの!メンバーのみんなで食べてね」
「わあ、陽愛ちゃん、どうもありがとう!」
風太に、ジュースとお菓子が詰まったビニール袋を渡すとき、あたしは彼の右手首を確認した。
「あー!ちゃんとつけてくれてる~!」
「だって、陽愛ちゃんがくれたんだもん、当然でしょ?」
風太の手首には、あたしが「ライブのときにつけてね」と言ってプレゼントした、革のリストバンドがしっかりと巻かれていた。
あたしの気持ちも一緒にステージに持っていってもらえるような気がして、風太にお願いしたのだ。
「あ!ちょっと待ってて!」
そう言ってどこかに消えた風太は、数分後、バンドのメンバーを連れて戻って来た。
「彼女の陽愛ちゃんだよ。で、お隣がお友達の小巻さん。で、こっちがうちのメンバーの……」
風太は、彼女のあたしと小巻を紹介したあと、自分のバンドメンバーを紹介してくれた。
