風太のアシストで、スバルはあたしに呼ばれていることに気づく。

「あ、ごめん。雑誌に夢中で……」

「別にいいけど」

「で、なに?」

「あのさ、メンバーのオフィシャルブログあるじゃん。スバルのブログさ、なんかセンスないと思うの」

「は?でもブログって、自由に好きなこと書いていいんじゃないの?」

「ブログだって、プロモーションのひとつなんだよ!なんかもっとプロ意識出して書いて欲しいってゆーか、あんたのブログって、ただの小学生の日記じゃん?」

「…………」

「昨日はあれを食べました~とか、今日はこれを買いました~とか」

「…………わかったよ。ちゃんと考えて書けばいんだろ?」

「どうせ、ブログでアリバイ工作でもして、ばれないようにしてるんじゃないの?」

「は!?」

 あたしの攻撃は止まらない。

「彼女が複数もいると大変だね!バンドのためにも、スキャンダルだけは気をつけてよね!!」