元カレバンドDX

「うん……これさ、脈ありだよねぇ?小巻姉さん、どう思う??」

「ん~気に入られてはいるんじゃない?」

「まぁ、それだけでも充分なんだけど……」

 あたしは、「今日の夜大丈夫ですよ~!!今、ちょうど渋谷にいます♪」と返信すると、「テレパシーだね(笑)」と、不思議な返事が返って来た。

「テレパシーだって」

「は??」

「いや、なんでもない」

 小巻にバカにされそうだったので、このLINEのやりとりに関しては言うのをやめた。

 それからあたしたちは、夕方まで同じ場所にいて、北斗から時間と場所を指定するLINEが来たのをきっかけに、カフェを出ることにした。

「じゃあまた学校でね!」

「うん。陽愛?」

「なに?」

「暴走しないようにね」

「わかってるって!」

 小巻の優しさは、いつもあたしを包み込む。

 笑顔で小巻に手を振って、あたしは指定された場所へと向かった。