元カレバンドDX

「てかさ、よく元カレと仲良くできるよね。わたし的に絶対ありえないんだけど」

「え~なんで~!?まぁ、スバルは確かにありえないけど、みっつっーとも別れてからしばらくは仲良くしてたし、風ちゃんとは今でも仲良いし、やっぱ人によるけど、あたしは全然平気だな~」

「ふ~ん、陽愛らしいっちゃ陽愛らしいけどね」

「風ちゃんは根が優しいから。友達をすごい大事にするタイプだし。まぁあの子は寂しがり屋さんなとこもあるからな~」

「要は元カレと友達になれちゃうのね」

「うん。だってあたしの全部をさらけ出してたわけだし、最高の男友達でしょ!!」

「やっぱ陽愛、変わってるわ……」

 あたしが「なにそれ?いつもみたいに褒めてるの?」と聞くと、「褒めてない褒めてない」と、小巻は首を横に振った。

「それより北斗さんだよ!!」

 あたしがまた話を戻そうとしたとき、テーブルの上に置いてあるスマホが鳴った。

「あ、LINEだ」

 中を確認すると、タイミングを見計らったかのように北斗からLINEが来た。