(と、と、ともだち~~~!?!?!?)
硬直した顔を無理やり笑顔にして、その男性に向かってニコリと笑って会釈した。
今あたしは、北斗に「友達」だと紹介され、しかも、「陽愛」と呼び捨てにされたのだ。
奇跡のような出来事に、あたしは自分のほっぺたをつねりたくなった。
そして、その後次々とやってくる北斗の友人たちに、あたしは「お友達の陽愛」と紹介された。
さっき初めて会ったばかりのあたしを「友達」として紹介してくれるなんて、やっぱりなんか現実じゃないみたいだ。
やがて北斗は、「準備があるから」と席を離れようとした。
離れ際、北斗はあたしだけに「今日はまだ発表してない新曲を弾くから、たのしみにしててね」と言って微笑んだ。
あたしは「はい!」と返事をして、これから始まる北斗のライブをこころの底から喜んだ。
なんだかもう今日はありえない日だ。
大袈裟に表現すると、死んでもいいくらい幸せだ。
ひとりになったあたしは、この喜びを誰かに伝えたくて、風太にこっそりLINEした。
この感動を共有するには風太が一番だ。
硬直した顔を無理やり笑顔にして、その男性に向かってニコリと笑って会釈した。
今あたしは、北斗に「友達」だと紹介され、しかも、「陽愛」と呼び捨てにされたのだ。
奇跡のような出来事に、あたしは自分のほっぺたをつねりたくなった。
そして、その後次々とやってくる北斗の友人たちに、あたしは「お友達の陽愛」と紹介された。
さっき初めて会ったばかりのあたしを「友達」として紹介してくれるなんて、やっぱりなんか現実じゃないみたいだ。
やがて北斗は、「準備があるから」と席を離れようとした。
離れ際、北斗はあたしだけに「今日はまだ発表してない新曲を弾くから、たのしみにしててね」と言って微笑んだ。
あたしは「はい!」と返事をして、これから始まる北斗のライブをこころの底から喜んだ。
なんだかもう今日はありえない日だ。
大袈裟に表現すると、死んでもいいくらい幸せだ。
ひとりになったあたしは、この喜びを誰かに伝えたくて、風太にこっそりLINEした。
この感動を共有するには風太が一番だ。
