一番近くて 手の届かない君へ

真夜中の3時。季節は冬。


俺は沙耶のマンションの前に立っていた。


ひゅ~っと冷たい風が吹き付ける中俺は高くそびえ立つマンションを見上げていた。



(どうして半年以上も経って今更また誘うんだ?)



と思った。


でも、寒いから俺は建物の中に入りオートロックのボタンを押した。