一番近くて 手の届かない君へ

<今夜行ってもいい?>


と俺はバイト先のバーへ向かう電車の中で沙耶にラインを送ってみた。


わざわざ学校まで来たんだ。


誘わないのも悪いだろう・・と俺は思ったから。




半年以上前に初めて沙耶のマンションに行き俺達は抱き合った。


そしてラインを交換した。


その後2.3回ラインを送ったけど返事はこなかった。


既読にすらなっていなかった。


だから俺は忘れたんだ。


あの夜の事、沙耶の事。




ヴヴっとスマホが振動した。


<よかった。待ってる>


と沙耶から返事が来た。



俺は既読にしてからスマホをポケットにしまった。




(ほんっと俺って面倒くせー女ばっか)



とため息が漏れた・・。