思わず肩を跳ねさせたのに気分を良くしたのか、きち、きち、とだんだん食い込まされる感覚が鋭く、大きくなってゆく。
「…っあ、跡、つけな、いでって……は、あっ」
「……無理。お前、美味いから」
「ひっ……!?」
不意にがり、と鎖骨をかじられ、そこからじんじんと甘い痺れが広がってゆく。
エスカレートしていく行為が止まる気配はなく、俺はただアーサーに噛まれている感覚に翻弄されることしかできなかった。
「くっ…ん、ふ…」
そんな俺の下半身で育ちつつある欲望に気付いたかのように、アーサーが言う。
「…もしかして、感じてんのか?」
「なっ、違うよ……っあ!」
おもむろに俺の股間に手をやり、意地の悪い笑みを浮かべてぺろりと舌を出す。
「やっぱ、勃ってんじゃねえか」
「ぅあ、触るなっ…」
「このままじゃ辛いだろ?処理してやる」
「い、いって…自分でやる…っ!」
「まあ、そう言うなよ」