最悪な日…


これもママ達が出掛けてるのが悪いんだ。


なんて八つ当たりしてしまうほどに私の気分は最悪。


すぐに最低最悪まで落ちるんだけど…



「ここっ!」


蜜華が指したのは白い綺麗なお店だった。


雑誌に載ってたらしい。


大好きな外装だけど…今はレストランより居酒屋って気分なんだよね。



「はやくっ」


なんて蜜華は急かすけど…



「ただいま30分待ちに−…」


とクロークの声が耳に入る。


たいていは別のレストランに変えるけど,新しいレストランにどうしても行きたかったらしい。


『待つよ』だって。


別に構わなかったんだけど…


まさかあんな光景(もの)見るなんて思ってなかったからね。