「あの時から、ずっと好き。だから、」 「ごめん」 それは、どっちのごめん? 私をこれから利用するから? それとも、利用なんてしない。気持ちに応えれない、のごめん? 「誰かに頼ことは…しない」 「じゃあ、」 「一人でなんとかする」 「そう、ですか…頑張ってください」 私はにっこり微笑んで、拳を作って言った。 先生はまた俯いて「ごめん」と一言呟いた。