先生から準備室を追い返された次の日。


私はすっかり元気をなくしていた。
それはもちろん昨日のこと。


先生があんな風になったのは、きっと、絶対私のせい。

私の問いかけがいけなかったんだ。


先生とどういう顔をして接すればいいか分からない。


先生は毎日校門前に立っている。

生徒会の人や他の先生たちと一緒に。



そうこう考えているうちに学校の最寄り駅に着いた。
電車を降り、のろのろと歩く。


学校に行きたくない。その気持ちが心の大半を閉める。

どんなに遅く歩いても、学校の方面に歩いていれば着くわけで。

校門が見えてきた。
よし。校門は高速で通り抜けよう。私はそう決心した。



「おはようございます」

「おはようございます」

「おはようございます」



生徒会の人たちの挨拶が聞こえてくる。

一人一人に言っているから口が疲れそう。



私は高速で通り過ぎるも、少しだけ顔をあげていつも先生がいる場所を見やる。