ん゛~~~… んんん~~… 「どーしよう。」 私は、昨日渡された紙とにらめっこ。 「な~にがっ?」 私の険しい表情を見て何かを察知し、ふいに尋ねてきたのは、もちろん美紀。 「ぇ…。ぅうん。なんでもないかな。」 「ぇ~!気になるじゃん!!」 …言えない。 言える訳がない。 ここに…この紙に桜井優の携帯番号がかかれているなんて。 知られたら、私はどーなるんだろう…… 考えるだけで寒気がする。