「別に煩くしてねーだろーが。ーー…ん」 そう言っておっきくていつも私を安心させてくれる魔法の手を差し出す優… 「うるさいよ。心臓もうるさい。」 私は、そう言って自分の手を胸にあてた。 こんなに緊張するのは初めて優と春沢公園で歌ったとき以来かな。 でもあの時みたいに私の緊張をほぐしてくれるのは 優なんだ。 「ー…ちょ!」