ガチャッ!!! 「愛?!」 扉は、正吾の入っているお風呂場ではなくて明らかに玄関から聞こえた。 「タイミング良いね。ほら。4人分必要でしょ?玄関行ってきてくれる?」 優が来るわけない。 でも聞こえたのは優の声で。 ドキドキドキドキ。心臓の音が早くなる。 私…大嫌いって言ったんだよ? 優…怒ってないの? 「早く行ってあげて。早く鍵開けなきゃ俺があいつに怒られる。」 神山君…。