「すみましぇん。」



「すみませんじゃないわよ!!最近2人とも波に乗ってきて、人気なんてダントツtopのあんた達がこんな……こんなヘマしちゃって!!!」


週刊誌を丸めてハンドルに叩きつける姿は鬼だ。



横目で優をちらっと見ると、どーでもいーみたいな顔をして車の外を見ている。


今、私と優は社長に呼ばれて久々にでっかいビルに向かっている。