「な、諦めなくて良かっただろ。」 ニコ。 そう言ってガシガシと私の頭を撫でる優。 今、私達は病院を出て私の家に向かって歩いている。 「優…本当にありがとう。優のおかげでわた…」 「頼れよ。これからもずっと。お母さん、いつ退院するかわからないけど、俺らの結婚式には来てもらおう。」 「うっ…うん!!!!」