「私の家族か…。」


途端に悲しそうな顔をした。
そんな顔をさせたい為に聞いたんじゃない。

『私の家族はねー』っていつもの笑顔で言ってくれると思ってた。

でも、愛の顔は明らかに何かありますって感じ。


「何かあるのか…?」

「聞いたら引くよ。」


は?


「ひかねーよ!」

「ひく。」

「ひかねー!!」

「…」
「…」